
| 浣腸 | |
| やっぱり一番初めに出てくるのが、この話。 看護学校の1年生のときは、まず実際の病院での実習の前に、学内で基礎的な看護技術の 習得を行ないます。それは、注射だったり、剃毛だったり、また寝たまま洗髪をしたり、そんな基本 的なことを生徒がお互いにやりっこするのです。 その中には、やはり‘浣腸’も・・・・お尻の形の模型だってあるのだから、何も実際にやること なんかないのに、「浣腸をされる患者さんの気持ちになりましょう!」とか、わけのわからない理由 をつけ、実習の運びとなる・・・。そんな患者さんの気持ちになりましょうなんて言っていたら、私 たちはガンにもならなくちゃならないし、ボケ老人にもならなくちゃならないし、気持ちを考えること は可能だけど、その患者さんにはなれないってばねぇ。 まぁ、生徒がそんなことを言えるわけもなく、ただ私たちは前の日から緊張して、朝のバスの中 でも他の乗客なんて、気にもせず、話題は浣腸だった。10代の可愛い時期だったのね。 「人に見られる前に、自分で見てきた。」 「朝もきれいに洗ってきた」 「余計な場所まで、見えちゃう・・・」 そんな話だ・・・。 私のクラスには、男の人が一人いたのだけど、いくら実習といえでも、男子生徒とはやれない。 そのときに狙われたのは、学校の事務の男の子。だけど、事務員として、就職してきたのに、 「浣腸をさせてください」といわれたところで、「ハイ」というわけがない。 その男子生徒は相手がい ないということで、まぬがれたのだ。さて、残りの40数名の女生徒。 腋毛を生やした巨大な先生が、お尻の模型を使って説明してくれる。要は、お尻を広げて、管を 挿入、そして薬液注入。それだけだ。誰にでも、出来るだろうが! 実習室には、ベッドが並べられていて、みんなグループに分かれて、ベッドサイドのカーテンを 閉める。カーテンの中では、笑い声や「ごめんねぇ」と謝る声も・・・・これはお尻を出してる人が 言ってるのか、それとも薬を握り締めている人が言ってるのか・・・・? まじめな人は、ちゃんと左手で、お尻を開き、目で確かめて、薬液全量注入! 私たち?そんなことはできましぇん。先生は一人しかいないんだし、全員がするのを確認なんか できっこない!幸運にもベッドは後ろのほう。先生は、前のほうのベッドで、生徒のお尻を左手で 開きながら、同じグループの人に説明している。たまらない光景だよね・・・・ いまのうち、いまのうち・・・ってことで、さっさと終わらせたフリをして、トイレに駆け込む。 誰も、トイレに駆け込む生徒を止める事は出来ないでしょう? まじめに取り組んだ人たち、ご苦労様でした。 でも、他の学校では、ベッドの上での排泄をやらされたり、尿の管の挿入を生徒同士で やらされたりする場所もあるらしい・・・・学校は、選んだほうが良いわ。 |
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| 解剖実習 | |
| これも看護学校での一大イベント。 となりの医大まで、医大生が遺体を切り刻んでいるのを見学に出かける。 普通の生活の中で、人間の遺体なんて、あんまり見たことのない看護学生にとっては、結構 どきどきものなのです。あの頃は、まだ純粋だったから・・・・今は? まだナースキャップもなくって、三角巾に割烹着のような白衣を着て、まるで給食のおばさん。 ホルマリンの匂いがする部屋へ、ぞろぞろと入っていく。 中には、10体くらいの遺体が台の上に乗せられ、医大の3年生がグループ分けされて、切り刻 んでいた。はじめは、どこを見ていいのやら・・・・たくさんの遺体に囲まれて恐怖心いっぱいだった けど、そのうち目も慣れてきて、「これは男の人だ」とか・・・・どこを見てるんだ! 人様の遺体を使っているのだから、みんなもっと真剣かと思っていたのだけど、床には肉片が 落ちていたり、人様の体の一部なのに、ゴミのように扱われていたり・・・・ バカな医大生は、腕を持って他の生徒の肩を叩いていたり・・・・こんな奴が医者になるの?と、 思わずにはいられなかった。 うちの先生も、はりきって医大生に質問をしていた。「これは気管支?」 「いえ、大動脈です」 ・・・・こんな先生に教えてもらって、私たちは大丈夫なのか?? どうも、パッとしない実習でした。 2回目の解剖実習では、頭をのこぎりでギコギコ・・・・遺体の目は閉じていたけど、開いていたら 怖いなぁ・・・・って、ずっと見つめたいたなぁ。 パカッて頭を開いたときに、「みそだぁぁ」って叫んだ医大生。かなりのバカだと思うけど、今はどこ かで医者なのだろうか???それこそ、怖い現実だと思いません? |