*天使との出会い*
正直言って、子供はそんなに好きじゃなかった私たち。
自由気ままな生活を送っていたし、子供がいたら、いつも自由がなくて、縛られた生活を
送らなくちゃならないと思っていました。子供のいるお宅にお邪魔すると、なんか落ち着か
ないし、会話も合わない。旅行もいけないし、遊びにもいけなくて、かわいそう。
そんな風に思っていました。

 そんな私たちに、ある日天使が降りて来ました。
私がかわいそうと思っていた生活が、始まったのです。
小さな天使は、こっちの都合などお構いなしに、泣いたり、笑ったり。
確かに、昔のような自由な時間はかなり減りました。どこでも自分の好きなように、出かけ
たり、遊びに行ったりも、出来なくなりました。お買い物もゆっくり出来ない。
でもね、でも、全然苦じゃないのよ。
いろんなことに制限が出ちゃったけど、子供がいるって、かなり楽しいかも。
大変だとわかっていても、連れて歩きたいし、笑顔がみたいから、いろんなことを
してあげたい。

 他の子供に自然と目が行くようになったし、優しい目で子供たちを見つめる自分に
なれた。子供っていいかも。
子供のいるお宅にお邪魔しても、ゆったりとした気持ちで、騒がしい子供たちをみていられる
ようになった自分にも満足。

 子供を通して、私の知らなかった世界が広がり、私も少しづつ大人になっている感じが
します。今は、子供中心の生活で、自由な時間も減ったけど、こんな風に子供とべったり
していられるのも、ほんのひととき。
天使はあっという間に、私たちを必要とせず、飛び立っていってしまうでしょう。
だから、今だけ私の貴重な時間を、わけてあげてもいいよって、思います。

 でも、大切なものができ、失ったらどうしようという新しい不安も出現しました。
みんなは、思わないのかな?私は仕事がら、親よりも先に先立ってしまう例を、たくさん
看てきたから・・・。だから、なんとしてでも、この命を守らなくちゃって。
子供はどんなことがあっても、親より先に逝っては、いけないよね。
だから、子供に関する事件やニュースを見ると、他人事じゃない。親の気持ちを思うと
胸が苦しくなる。そんな他人の気持ちが痛いほどわかるようになったのも、天使のお陰
かもしれません。自分の親も主人のことも、好きだけど、彼らに代わって自分の命までもを
捧げようとは、思えない。でも、我が子には違うと思いませんか?
自分の命を捧げても、助けて欲しいと思うんじゃないかな。
何も期待せずに、愛せる人がいるって、なんだかすごい。

 すべての人が、そう思えるのかはわかりませんが、この未知なる世界を経験したことは
私にとって、かなりの幸福感を得るものになりました。これから、もっともっと大変になる
のかもしれないけど、今のこの思いを忘れず、この先も、世界を広げていけたらいいな。
すべてが、今だけしか味わえない貴重なたからものなのだから、楽しまなくちゃ。

 
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 何人育てたら、ママのベテランになるのかな?
 まだまだ、未熟な私がふっと思った新鮮なことを
 我が子のためとママになることへ不安を抱くプレママに
 残していきたいページです。